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(2018/01/01 記)
30. Wye Oak / Tween
まるでBeach Houseを彷彿とさせる甘いサイケデリアに満ち溢れた一枚。クロージングトラックは今年のベストトラックと言っていい。
【Best Track】“Watching the Waiting”
29. Fifth Harmony / 7/27
個人的にはアリアナ新作よりも断然こっち。純粋に曲が良い。中でもJamie xxの"Good Time"をメインストリーム化して歌ったようなM2は何度聴いてもアガる。
【Best Track】“Work From Home”
28. The Range / Potential
端的にいえば白人ナードが作った知性溢れるヒップホップ・レコード。悪く言えばとてもピッチフォーク的だが、それでもこの音には抗えない。
【Best Track】“Florida”
27. Weyes Blood / Front Row Seat to Earth
どこか古風なドリーミー・サイケデリック・フォーク集。はるか昔から変わらない音楽の普遍的魅力がここにある。
【Best Track】“Do You Need My Love”
26. Jenny Hval / Blood Bitch
狂気と官能にまみれたサウンドスケープにただただ戦慄。このオンナは全くブレない、それどころか前作をも余裕で超えている。全国のインディー男子は皆正座しながら聴くべし。
【Best Track】“Conceptual Romance”
25. Nothing / Tired Of Tomorrow
シューゲイザーはまだ死んでいない。
【Best Track】“Vertigo Flowers”
24. Florist / The Birds Outside Sang
Frankie Cosmosの影に隠れて見落とされてしまったニューヨーク産DIYガールズ・ポップ佳作。巧すぎない歌と演奏が沁みる。
【Best Track】“I Was”
23. Chairlift / Moth
以前よりも強靭なリズムが前面に押し出された踊れる一枚。お世辞抜きにキャリアハイと断言してしまっていいと思う(それだけに解散は非常に残念)。
【Best Track】“Moth to the Flame”
22. Field Mouse / Episodic
以前よりもソングライティング力が格段に向上。結果、全曲キラーと呼んでもいいガールズロック・レコードに。Swearin'のアリソンやCEGのジョセフが参加している点もアツい。
【Best Track】“Beacon”
21. Pinegrove / Cardinal
今年、Mitskiの新作と共に世界中のメディアやリスナーから絶賛されたインディーロック作品。素朴で耳馴染みのいいサウンドは「インディーロックの良心」という言葉がとてもよく似合う。
【Best Track】“Old Friends”
20. Nicolas Jaar / Sirens
ドラムンベース、アンビエント、ジャズ、オールディーズ、次から次へと音が移り変わっていく様はまるで一本の映画を観ているかのよう。それでいて、あくまでもポップ。見事という他ない。
【Best Track】“The Governor”
19. The Hotelier / Goodness
涙なしでは聴けないテン年代エモのマスターピース。
【Best Track】“Goodness Pt. 2”
18. G.L.O.S.S. / Trance Day Of Revenge
あまりにもピュアすぎるハードコア・パンク。もはやただの社畜と化してしまった今の私に必要な音楽がこれ。
【Best Track】“We Live”
17. Porches / Pool
メロディック、メランコリック、ノスタルジックの三拍子が揃った理想のプールサイド・ポップ。この夏のBGMに。…と上半期ベスト時に書いたが、結局夏に限らず一年を通してよく聴いた。
【Best Track】“Be Apart”
16. Eddi Front / Marina
普遍的ピアノポップを不協和音でガタガタに潰して刺激的な音楽に再構築しているところが見事。これは絶対に売れないが、それでいい。
【Best Track】“Elevator”
15. The 1975 / I Like It When You Sleep, for You Are So Beautiful yet So Unaware of It
第一印象は地味だが、聴けば聴くほど魅力的な楽曲が詰まっていることに気付くはず。友達同士で「一番好きな曲はどれ?」なんて話し合うのも今作の楽しみ方の一つだと思う。
【Best Track】“Paris (Live)”
14. PUP / The Dream Is Over
首尾一貫してメロディアス、ハイエナジー、そしてほんのりナード(コレが一番重要)。聴いていると思わず拳を天高く突き上げたくなるようなロックレコード。つまり最高。
【Best Track】“DVP”
13. Cymbals Eat Guitars / Pretty Years
これまでの荒々しいパンクサウンドやボーカリスト=ジョセフのエモーショナルな歌はそのままに、一部でサックスやシンセサイザーを取り入れた意欲作。
【Best Track】“WELL”
12. Frankie Cosmos / Next Thing
所属レーベルこそ変われども、まるで鼻歌のようなトゥイーポップは相変わらず。大好き。来日公演切望。
【Best Track】“Sappho”
11. Shura / Nothing's Real
待望のデビューフルアルバム。曲が素晴らしいのはもちろん、俗なカラフルポップに振り切っていないところに品性を感じる。私は去年のCarly Rae Jepsenを思い出した。
【Best Track】“What's It Gonna Be?”
10. Japanese Breakfast / Psychopomp
2016年における正しいインディーの在り方。
【Best Track】“In Heaven”
09. Tancred / Out of the Garden
Now, Nowの女性ギタリストによるソロ新作。前作がベッドルーム・エモなら、今作は直球オルタナティブ。駆け抜けるようなギターサウンドに思わず心躍る。
【Best Track】“Sell My Head”
08. White Lung / Paradise
前作の熱量はそのままに、よりシャープに、よりニューウェイビーに。クソカッコいい。毎日のストレスもこれ一枚で全て吹き飛ぶ。
【Best Track】“Below”
07. Angel Olsen / My Woman
聴けばわかる。これが世界中で評価されたのは必然。
【Best Track】“Sister”
06. Mitski / Puberty 2
「オルタナ演歌」とでも呼びたくなるようなノイジーでエモーショナルなポップソングが凝縮された一枚。M5で思わず涙腺崩壊。
【Best Track】“Your Best American Girl”
05. Joyce Manor / Cody
アタマからケツまで泣きメロパンクのオンパレードで堪らずガッツポーズ。ヒップホップ、テクノ、R&B、エクスペリメンタル、色々回り道したが、やっぱりこういう音楽が一番好きだ。
【Best Track】“Fake I.D.”
04. Camp Cope / Camp Cope
今もっともインディーロックがアツい街オーストラリアはメルボルンから届けられた感情剥き出しのガールズロック。泣ける。去年がHop Along なら、今年は彼女たち。
【Best Track】“Done”
03. Crying / Beyond the Fleeting Gale
ドリームポップ×バブルガムパンク×チップチューンという摩訶不思議なサウンドが病み付きになる一枚。もう〈Run For Cover〉には一生ついていくと誓った。
【Best Track】“Wool in the Wash”
02. Big Thief / Masterpiece
〈Saddle Creek〉発のガールズ・ロック。今作のような、いつでも、どこでも、どんな時でも聴ける普段着のようなレコードこそ、真の「マスターピース」と言えるのかもしれない。
【Best Track】“Humans”
01. 宇多田ヒカル / Fantôme
今作を1位にするのは、私の中の何かが崩壊しそうで躊躇した。が、それでもやはり、私にとって2016年は宇多田ヒカルの年だった。あまりにも完璧すぎるポップアルバム。2016年ベストアルバム。
(2016/12/27 記)